2006年01月28日 : 久しぶりにドキドキ

というかワクワクしました昨晩。

昨日はNYに戻って初めてイーストハーレムにあるBoys&Girls Harborという非営利団体の学校があるんですけど、そこへサルサワークショップ(といっても演奏のほうね)に参加して、そのあとイーストビレッジにあるNuyorican Poets Cafeという店にラテンジャズのグループを聴きに行って来ました。

一応毎週木曜日は「ラテンジャズジャム」ってことになってて飛び入りもOKらしいんだけど、今日は思い切って叩かせてくれ!って頼んでみる事にしました。

ドラマーがリーダーだからどうかな?と思いましたが、彼は以前とあるドラムショップで働いてて僕は5年くらい前に会ったことがあり(当然覚えてない)、共通の知人もいたので話しかけて飛び入りできないか、って頼んでみたけど「う〜ん、わからない。様子見てから考える」って言われた。

全くオープンのジャムじゃない場合、普通は知り合いのミュージシャンとかはすんなりOKだけど、僕なんかそのバンドのメンバーと誰一人顔見知りではないし(僕が一方的に知ってる人はいた)NYって意外と日本人のラテン系ミュージシャン少ないし、向こうも不安だろうな、と思いつつ、最後のセットを聴いてたら他にもミュージシャンが遊びに来ててどんどん呼び出され、そしたら僕も呼んでくれた。

なんせラテン系のバンドにドラムで飛び入りするのは初めてだったし、内心ワクワク半分ドキドキ半分って感じだったけどあんまり緊張せず楽しく演奏できた。

こういうシチュエーションで飛び入りとかするのは学生の頃以来だったから新鮮でした。昔みたいに心臓バクバク冷や汗タラタラっていうのは全くなかった。僕も大人になったのか、それとも前回の日記のような練習のおかげか?

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2006年01月23日 : 近況

ギグが少なくて暇です。まあでもこういうときは練習しろ!って神様が言ってると思うので、練習してます。風邪のほうは咳がしつこく出ますが、体調はほぼ復活しております。

最近の僕の練習は、というか、ずいぶん前から変わってないんだけど、ひたすらいろんなテンポでジャズのシンバルレガートをするんだけど、今と昔じゃ「気持ち」というか、感じ方が変わってきてるんですね、これが。

今は本当に脱力をして、本当にどこにも力が入らないようにしてます。以前もそう思ってやってたけど、甘かった。具体的に言うと、もうスティックなんか、握るというよりは手に付けている、という感じでしょうか。たぶん横から人に叩かれたりしたらすぐ落としちゃうでしょう。

両足もペダルの上にふわっとのせてる感じ。だから微妙にのけぞる感じで座ってます。

そして車のギアーでいうと、ニュートラルがどのギアーにもすぐ入れられるのと同じように、手足がすぐどこにでも動かせるように、体はニュートラルの状態にしておきたい。

それにはNYでちょっと受けたアレクサンダーテクニックの方法が一番いい。首の真後ろをとにかくリラックス、解放してあげること。

あとは周りで何が起きても動じない、平常心を保つ事。

こうなってくるとほとんど禅に近いのではないか(禅ってやったことないけど)。

これらは飽くまで、自然にスイングするため、演奏時に自分の音楽的アイデアを淀みなく、出せるようにするための練習、言ってみればテクニックの練習です。

でもこれが実際の演奏の時にできたらすごいラクだし、楽しいだろうなあ。

久しぶりに真面目な話でした。



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2006年01月20日 : 風邪ひいて

丸二日間、ベッドで寝たきりだった。仕事もキャンセルしてしまった。風邪ひいて仕事キャンセルするなんて情けない。真に不本意です。

たぶん、先週末IAJEで遊びまくってちょっと疲れてたのと、急に寒くなって体が気温の変化についていけなかったのが原因かな。

今は熱も下がり、病み上がりという感じで多少ユラユラしてますが、大丈夫です。

今日はハーレムで仕事ですが、ユンケル飲んで頑張ります!

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2006年01月13日 : IAJE in NY

今年もNYにやってきました、IAJE(国際ジャズ教育教会)のイベント。12〜14日の朝から深夜までヒルトンとシェラトンの各会場で延々ライブやクリニックやレクチャーなど繰り広げられる。

アメリカはもちろん、世界中からミュージシャンが集まり、ふだん聴けないような組み合わせのメンバーのライブや学生のバンドやジャムセッションなどはっきりいって盛りだくさん過ぎ。

名古屋や札幌からミュージシャン(ここの主も含む)や学生さんも多数駆けつけ、おなじみシアトルからジェイトーマスも出演するために来ててなんかNYにいる気がしない。

今年は日本からは小曽根真さん率いるビッグバンド、No Name Horsesが11日のオープニングナイトで登場。我らがモッチーことバリトンサックスの岩持芳宏さんやアルトの池田篤さんも参加。

すでにレコーディング、いくつかライブもこなしているせいか、かなりタイトにキマっていました。はっきりいってかっこいい!ドラムの高橋しんのすけ君もすごい上手くなってて素晴らしい。

最後はスタンディングオベーションで大好評。日本人として誇りに思いました。

ミュージシャンの友達やニュースクール時代の先生や友達とも久しぶりに会ったりしてとても楽しい!

まだあと2日あるのでこれからも楽しみです。

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2006年01月10日 : Diva Jazz Orchestra

日本の皆様にはあまりなじみのない名前かもしれないけど、以前は今日本で大ブレイク中の山中千尋ちゃんも在籍していた全員女性のビッグバンド。

こないだ日曜日、ブルーノートで演奏していたのでオルガンプレイヤーの敦賀さんと聴きにいってきた。ベーシストは僕らの友達、上田のり子ちゃん。いや、さすがでした。バンドのボトムをしっかり支えていてすごい存在感です。管楽器もよく鳴ってました。っていうか、リードラッパの人、他のビッグバンドでもよく見る人だけど(名前忘れた)、すごいわ。

管楽器のDiva達が吹いてないとき、ノリノリでリズムをとってる仕草がなんともかわいらしくて、スイングガールズ思い出した。やっぱビッグバンドいいよあ〜。僕も学生以来、ほとんどやる気会がなくてサビちい。。。

会場には、なんとピアニストの小曽根真さんも見えて帰りにみんなとブルーノートの向かいのバーで飲み会。

その後も、ダイナーで小曽根さんと敦賀さん3人で話し込み、なんと小曽根さんの家まで押し掛ける。ちょうど僕も人生や音楽についていろいろ考えていた時期だったので妙に自分の心境とリンクしてしまい、アツく語り合ってしまった。ていうか、ほとんど小曽根さんがしゃべってたんだけど。気がついたら巷は朝の出勤時間。

しかし、小曽根さんの音楽に対する情熱はハンパじゃないってことがわかりました。

ちなみに、11日から14日までNYで行われるIAJEのイベントにご自身のビッグバンド No Name Horsesで出演されるそうです。我らが池田篤さん、モッチーこと岩持芳宏さん等も参加。またみんなに会えるので楽しみです。

いやあ、なかなか充実した夜でした。



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2006年01月08日 : NY初仕事

さっそく昨日今日とギグしました。どっちもかなり長いこと一緒にやってるオルガン&シンガーのジミー”プリーチャー”ロビンスのギグでした。

このおじさんはガラガラのしわがれ声でブルース、ゴスペル、ソウル、R&Bなどをオルガン弾きながら歌ったりするんだけど、今年72歳になるとは思えない迫力で歌いまくる。演奏後は僕の方がぐったりするくらい。

この人はとにかくお客さんをノセるのがうまい。正真正銘エンターテイナーです。自称(失礼!)キングオブハーレムとか言ってるけどまあその名に恥じない演奏ではある。

プリーチャーって言うあだ名がついてるくらいだから昔は教会で説教してたらしい。ステージでも時々演奏しながら愛について説きだしたり、自分の奥さんを世界で一番愛してるよ、ってことを延々話しだす。まあ毎度のことなんだけど、聴いてる方が恥ずかしくなってくる。ちなみに奥さんもシンガーでその場にいて見つめ合っちゃったりなんかして。日本人だったら公衆の面前でちょっとこうはいかないですよね。それでまたお客さんもヒューヒュー言って盛り上げるもんだから最後は思いっきりスターのような振る舞いをするんだな、これが。

人間的には不器用なところがあってすぐ怒ったりしてお店の人とケンカしたりすることもあって問題がないわけではないけど、彼の演奏、特に歌は好きです。彼のおかげでかなりディープな音楽やれてますし。

まだまだ時差ぼけが抜けきってはいませんが、演奏中に寝てしまうという最悪の事態は免れました。

でもやっぱり終わった後は眠たかった。。。

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2006年01月05日 : NYに戻りました

帰りの飛行機はよく寝れました。しかし、乗り換え地のダラスでNYの天気が悪いとかで3時間も飛行機が遅れ、待たされて疲れました。

実家からセントレア行きの名鉄電車乗る為に金山駅までタクシーで行こうと、タクシー会社に電話したらお正月でタクシーが全然走ってないって言われ、結局歩きと地下鉄で乗り換えて行ったので余計に疲れてしまった。

3日のNYの昼は風邪が強かったらしく、着いた時は雨が降っていて寒かった。

今週末早速仕事だけど時差ぼけで寝ながら演奏してしまいそうで不安です。以前そういうことがあったから。

やっぱり急に今まで周りにいた人たちがいなくなると寂しいもんです。

神社仏閣のないNYは寂しい。

でも自分の部屋は狭くて窓がないけどなんかやっぱ落ち着きます。

部屋の掃除もしなくては。

時差ぼけのせいか、変な時間に眠たくなります。

それはそうと、NYを離れる前に醤油に漬けておいたニンニクがいい感じでした。まだちょっと苦いけど。

やっぱりご飯がふっくらつやつや炊けない。

う〜ん、これはちょっとホームシックっぽいな。

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2006年01月01日 : 謹賀新年

昨晩スターアイズでのライブ&ジャムセッションはめちゃくちゃ楽しかった!

昨日の日記で途中で長島ジャズドリームに行くと書いてありましたが、実際は長島スパーランドのほうでした。メインは大黒摩季さんだったようですが、僕とベースの島田剛くん、そして矢野沙織ちゃんで30分ステージでしたが、すごい人。全入場者がなんと2万人だったらしい。

このくそさぶいのに、みんな絶叫マシン乗ってるし、ステージの前はまさしくかぼちゃ畑状態。案の定、演奏してから1分くらいで手の感覚がなくなりました。

スターアイズのほうもすし詰め状態。沙織ちゃん人気すごいね。僕は初めて共演したけど以前聴いた時より、上手くなっててちょっとスケールアップした感じがしました。やっぱり基本はビバップですな!

ミュージシャンもたくさん来てくれてジャムセッションも盛り上がりました。ピアノの早間美紀ちゃんは風邪気味だったようだけど素晴らしい演奏でした。

そして、僕らが長島行ってる間、またその後もジャムセッションを仕切ってくれた長谷川朗くんは持ち前のギャグセンスで聴衆を笑い飛ばしてくれました。初笑いです。

僕的にはジャズ研の学生さん達がたくさん来てくれてうれしかったなあ。

昨日だけでまたまたいろんな人との出会いがあり、またつながりも増えました。今年はもっとこういう人のつながりを大事にしたいと思います。

今年はなんとわたくし、年男であります。飛躍の年です。初リーダーアルバムも出します。迷ってる暇ありません。ガンガン演奏して行きたいと思います!

今年もよろしくお願い申し上げます。


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