2005年09月30日 : シアトルレポート

写真は、ボーイング社の博物館にて。左から小濱さん、池田さん、ジェイさん、私。

21日、名古屋から来たサックスの小濱さんとその子分(?)の馬見新(まみしん)君、東京からこれまたサックスの池田篤さんとシアトルで合流。毎年日本で一緒にツアーしている、シアトルのマルチホーンプレイヤー、ジェイトーマスさんのお家で4日間お世話になります。いやあ〜、シアトルはきれい!ニュージャージー行っても思うのだけど、町並みとか本当のアメリカの姿って感じがします。NYはやっぱりアメリカであってアメリカじゃないような、いろんなものがごちゃ混ぜになってる感じ。そして街は汚い!

僕は小濱さんたちより、ちょっと遅く到着したのだけど、彼らはジェイの家に着くなり練習していたらしい。池田さんは長時間のフライトも平気だったようです。

夜はジェイの奥さんでシンガーのベッカさんの手料理でおもてなし。おいしい料理とお酒といかにもアメリカっぽい食卓でいい感じで酔っぱらった。

翌日22日は昼間に近所に住んでるベーシストを呼んでジェイ宅で軽くセッション。久しぶりに一緒に演奏した池田さん、相変わらず素晴らしい。ていうか、ちょっとフィーリングが変わりました?

夜は早速お仕事。場所はなんとあのジャンボジェット機で有名なボーイング社の博物館。周りは工場だらけ。なんかのパーティーらしいけどよくわからない。演奏前に館内をちょっと見て回りましたが、ボーイングって飛ぶものに関するものほとんど造ってるんですね。戦闘機はもちろん、宇宙船まで。月面着陸のアポロも造ってたというのは知りませんでした。なんと空飛ぶ車(!)なんてものもありました。翼は折りたたみ式。横にテレビモニターがあって本当に飛んでる映像を流していました。本当は写真載せたいのだけど、パソコン(マック)変えたばっかりでうまくできません。誰か教えて!

そんでもって演奏は地元のベーシスト、フィルとピアニストのジョンを含め、3人のホーンプレイヤーとでセクステット。ひたすらBGMだけど、ジェイがなんかすごい。彼はギグのときは最低トランペットとテナーサックスを持ってくる。この日もそうだったけど、面白かったのが、曲のAメロディーの部分をラッパで吹いて、サビの部分ですかさずテナーに持ち替え、またAメロに戻るとラッパを吹くという、神業をやっていた。ソロも両方でとっかえひっかえ。しかもどっちも上手だからまいっちゃうね。

その夜はジェイのお父さんのマービンさんも合流してジェイが我々にハンバーガーを作ってくれた。もう夜11時を回っているというのにわざわざ庭のバーベキューコンロの炭火で焼くという贅沢なハンバーガー。これはおいしい!ジェイは料理が好きらしい。そしていろいろこだわりがある。炭火で焼いた方が断然おいしいんだ、お前もその違いがわかるさ、と。この日もいい感じでワインで酔っぱらった。

23日はお休みということで、明日のリハーサルを軽くした後、ジェイにシアトルをいろいろ案内してもらいました。途中ジェイの息子さんのマイルス君と彼の彼女と合流。彼女はなんと名古屋出身。シアトルの学校で知り合ったそうです。なんか縁を感じます。マイルス君は現在日本の大学に留学すべく、日本語を勉強中。もちろん、行き先は名古屋!?

その日のディナーはジェイ、マービン、ベッカと僕で作りました。パスタ、サラダなど大した料理ではないかもしれないけど、おいしかった。

その後、明日演奏する予定のTula'sというお店に行きました。演奏はピアノのジョンとその奥さんのケリーさんのグループで、ベースはフィル、そしてドラマーは2、3年前までNYに住んでいて今は故郷のシアトルにいるマットでした。久しぶりの、そして偶然の再会に二人は驚き合いました。飛び入りもさせてもらいました。ちなみにケリーとジョンは今日本でツアー中だそうです。

最終日24日の昼は僕と小濱さんはお休みで、池田さんとジェイは地元のドラマー、グレッグウィリアムソンのビッグバンドで野外で演奏。目の前を車がビュンビュン通るストリートで、実際にお客さんは立ち止まって聴けるようなところではないけど、なぜかスイングダンサーが何人かきてず〜っと踊ってた。ていうか、このビッグバンドめちゃくちゃ音がいい。曲はカウントベイシー、やエリントンなどビッグバンドの王道的な選曲だったけど、すごいよかった。池田さんもよかった。ちなみにバリトンサックスはビルラムゼイという人でなんか聞いたことあるような名前だと思ったらウッディ−ハーマンやクインシージョーンズなどのオーケストラにいたことある人らしい。僕の友人で師匠でもある、グラディーテイトもよく知っていてちょっと話もした。

その後、シアトルの管楽器屋さんに行く。僕は当然あまり用はないので少々退屈。池田さんと小濱さんはサックスのマウスピースに夢中。

そして夜は今回のメインイベント、Tula'sでのギグ。メンバーはボーイングのパーティーのときと同じ。ジェイは最近買ったという、バリトンサックスも吹いてすごかった。昼間のビッグバンドで演奏していたミュージシャンも何人か遊びに来て飛び入りして、お客さんもいっぱいで、盛り上がってとても楽しかった。

シアトルにはNYほどの大きなジャズシーンはないけど良いミュージシャンがいっぱいいるし、街はきれいだし、イチローもいるし、シアトルに引っ越そうかなとちょっと真剣にかんがえてしまいました。

25日は小濱さんたちは一緒にNYへ。NYではギグはなく、ライブを見たり、楽器屋さんへ行ったり。僕は空いてる時間はアテンダントと化し、ホテルの予約からリムジンサービスまで引き受けさせていただきました。でも小濱さんたちといると楽しい!ていうか、名古屋にいるみたいだった。

-----------------------------------------------------

2005年09月11日 : The American Legion

、たまたま日本から遊びに来ている友人達とハーレムのThe American Legion Post 398 (248 w 132nd st. 7th Ave と 8th Aveの間) というお店に行って来ました。ここは水曜日から日曜日までジャズのライブをやっていますが、なんと言っても一番盛り上がるのは日曜日のジャムセッション。実は僕は2,3年ぶりくらいに行ったのですが相変わらずお客さんでいっぱい。以前は結構穴場的スポットだったのですが、今や世界中から観光客が押し寄せてくるメジャーなスポットです。で、セッションのホストを務めるのはハーレムのベテランオルガンプレーヤーのSeleno Clarke氏。なんと今日はハーレムのコミュニティやジャズに大きく貢献したとかで彼の表彰式も行われました。そしたら客席の中にあのGeorge Benson氏がいるではありませんか!それにしてもよく会うんですよ、彼とは。僕がよく演奏しているハーレムのShowmansにも時々遊びに来ては、ドリンクごちそうしてくれたり。これは絶対何かの縁があるに違いないと勝手に思い込んでますが。Seleno氏とは旧知の間柄らしく、この日も応援に駆けつけたみたいです。George氏はなかなか飛び入り演奏とかしないのですが、セッションでスタンダードの “Misty”と言う曲をやってるときに突如歌い始めてお店は大盛り上がり大会!ていうか、スキャットも交えたその歌は本当素晴らしかったです。ていうか、僕も一緒にやってしまいました。ブルースを演奏しましたが彼はスキャットでそりゃ素晴らしいの一言。いやあ、NYにいてよかったなあと思う瞬間です。次回はギターで共演したいものです。他にもJames Carterオルガン奏者(名前忘れました、すいません!)やその昔Sonny Stittなどとも共演していたオルガンのGene Ludwig(先週一緒に仕事しました)なども遊びに来ていてとても盛り上がって一緒に行った友達も満足。ちなみにこのお店は食事もおいしいです。いわゆるソウルフードです。皆さんもNYにお越しの際は是非お立ち寄りください。



-----------------------------------------------------

2005年09月05日 : Martha's Vineyard

行ってきました、Martha’s Vineyard! 各界の著名人が別荘を持ち、金持ちがバケーションに訪れる美しい島。ちなみにシンガーソングライターのジョンテイラーと奥さんのカーリーサイモンはそこに住んでるらしい。昨年2度行きましたが、今回は3泊もするので楽しみでした。マサチューセッツ州の東の端っこのCape Cod(くじらウォッチングで有名なところ)まで車で6時間。そこからさらにフェリーに乗って45分。ベーシストのJoshはすでに2週間前からご両親と島でバケーションを満喫中。テナーサックスのLanceとと木曜の昼2時に出て島に着いたのが9時半くらいだったかな。ドライブ途中で車からこげくさい匂いがしたかと思うと煙が出てきて緊急停車。温度計は大丈夫なのにオーバーヒートっぽい。まあ古い車(Ford Taurus Wagon 93年型)だからしょうがないか。お世話になってる修理屋さんにもロングドライブは気をつけたほうがいいて言われてたんだけど。

初日の夜はJoshのご両親が借りてる別荘でディナー。ところが、まともやアクシデントで僕らが到着したとたん停電。島はほとんど自然の形で残されてて別荘も森の中。本当に真っ暗。ロウソクの火がなんともいえない雰囲気を醸し出してた。で、おいしい食事とビールでほろ酔いで外に出てみると、これが今まで見たこともないくらいの星の数。いやあすごかった。天の川まで余裕で見れた。流れ星もビュンビュン飛んでた。

翌日は夕方まで仕事がないのでプライベートビーチに行った。男3人で。しかもそこまで行くのにヒッチハイク。昔、公共交通機関がなかったころ、車を持ってる人が持ってない人を乗せてあげるのは当たり前だったらしく、今でもそうらしい。実際夜に女性一人でヒッチハイクしてるのを見た。しかし、我々3人が果たしてヒッチハイクできるのだろうかとみんなで言っていた。というのもJoshはJewish(ユダヤ人)でLanceは黒人、で僕はアジア人。そんな3人が島で一緒に歩いてたらちょっとヘンでしょ。簡単にヒッチできたけど。でビーチはというとほとんど自然のままですごい静かでのどかで、家族連れなどでほのぼのした雰囲気。夕方から仕事だったので疲れるから海には入らなかったけど。海の向こうは何にもなく、ただきれいな水平線が180度見えるだけ。どうやらヌーディストビーチもあるらしいのだが、遠慮させていただきました。だって自分は気持ちいいかもしれないけど、周りは家族連れとリタイアされた人達ばっかりで・・・。目のやり場に困るでしょ。でも人生経験としてやっぱ行っとけばよかったかな?

さて、今回のお仕事は Artisan’s Festivalというイベントで野外での演奏。要するに島に住んでるいろんなアーチスト、職人さんが集まって店を出すというもので、なぜか島にはたくさんのアーチストが移住してくるらしい。3日間ずっといい天気だったのですごい日焼けしました。子供もたくさんいて音楽に合わせて踊ったりはしゃいでくれるからこっちも楽しくて。それを見てる親達も本当にうれしそう。そのおかげか、出発前にトリオでレコーディングして持っていったCD30枚は完売!アーチストたちの作品はというと、針金細工やアクセサリー、写真、絵、アロマキャンドル、服、皮製品、陶器など全て手作りで個性的なものばかり。特に今回我々に宿を提供してくれたWashington Ledesmaと言う陶芸家はいろんなものにとても個性的な絵を書く人でちょっと変わってるけどとても面白いおじさん。興味のある方は→ www.washingtonledesma.com

ところで、ココの人たちは家を留守にするときでも絶対にカギかけないんです。車も。車のせてもらって降りるとき、カギは絶対かけるな、って言われた。さっきのヒッチハイクの話もそうだけどそれだけ安全なところみたいです。

最後の夜は夕日がすごくきれいに見える、レストランで食事。そこのクラムチャウダー(もちろんニューイングランドスタイル)は絶品!めちゃくちゃうまかった。

帰りの日は渋滞もなくスムースなドライブ。島からの帰りの途中には必ず寄っているFriendly’s(Joshのお気に入り)というファミリーレストランで食事をした。ちなみに名前の通り、ウェイトレスの女性達はみんなフレンドリーです。中にはぎこちなく作り笑顔の人もいたけど。

というわけで、今回の旅はこんな感じでした。あっ、後でわかったんですが車の白い煙の原因はコンプレッサーのクラッチが焼けたためだったようで交換すれば大丈夫らしい。ああよかった。



close