2003年06月28日 : サブちゃん

今日はなんと久しぶりにアッパーウェストにあるクレオパトラズニードルでのギグだった。といっても深夜のジャムセッションのホストバンドで、最近の僕には珍しくレギュラードラマー本人からサブの依頼があった。「サブ」とは英語のsubstituteの短縮形subのことで「代わり、代理をする」といった意味。一応動詞だけど名詞としても使える。日本では同じ意味で「トラ」って言ったりしてたけどこれはextraの語尾からとった言葉だと思われるが英語が語尾で省略されることはないのでこれは日本国内のみの仕様。ちなみにextraには「臨時雇い」っていう意味があるけどこういう場合は「誰かの代わり」なのでやっぱりextraは使われない。

話を元に戻そう。ホストバンドのリーダーはマニーデュロンというラッパのおじさん。はっきり言ってそんなにテクニックとかはないけどいい味だしてる。調子いいときはけっこうかっこいい。人間もナイスだ。僕がこの店に来るときは必ずといっていいほど来てる。この日はドラマーがあまり来なかったので結構叩けた。今日は最近練習でやってることを実践で試すつもりだったのでよかったんだけど、ちょっと叩き過ぎ、しかも時々音楽的じゃなくなってしまった。あくまで普段の自分よりも、という意味だけど。でもNYの若い連中と比べるとまだ手数は少ない。

それから今日の収穫はなんといってもかなりイケてたラッパの女の子。確か以前に一回見たことあったけど、すごくうまくなっててびっくりした。ちょっと、いやけっこう太め(失礼!)だけどかわいくて、人間もナイス。「君、いい音してたよ。」と僕が言うと「あなたこそ、スイングしてたわ。」と彼女。ジャムセッションではよくあるやりとりなのだがなんかいい気分だった。男って単純だね。




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2003年06月15日 : ストリートフェスティバル

このところ雨ばかりでさながら日本の梅雨のようだったのに今日は久しぶりにいい天気。木々は青々と茂り、まさに初夏。絶好の行楽日和といった感じの日曜日、ブルックリンの7thアヴェニューでストリートフェスティバルがあり、そのストリートで演奏してきました。7thアヴェニュー沿いに音楽学校があり、そこで教えているピアニスト、ノア君のカルテットで生徒募集のデモ演奏みたいな仕事でした。周りは出店が両脇に並び、たくさんの人が行き交っていて、演奏が始まるとやっぱり人だかりになってやってて非常に気持ちよかったです。この一帯はブルックリンでも結構おしゃれなお店、レストランがあるところでいい雰囲気。近くに教会があり、その前ではゴスペルっぽいバンドも演奏していました。今日は父の日ということもあり、親子連れも多かったような気がします。

   その後、ブルックリンの穴場的なジャズスポット、パンプキンズというところに初めて行ってきました。もっと汚いところかと思ってたんですが、なかなかいい雰囲気のお店で、毎週日曜日は先日一緒に仕事をしたブラッドリアリのバンドでピアニストは久しぶりに会った大阪出身の早間ミキちゃんでした。ベースの塩田さんも遊びに来てました。ちょっと飛び入りもさせてもらって、今日は暑かったけどなかなか楽しい一日でした。



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2003年06月09日 : NYの禁煙

今日はいつも木曜日のショウマンズで一緒にやってるラダムシュワルツというオルガンの人のギグでした。場所はやっぱりショウマンズ。今日は月曜日で以前J-Jazz Sistersでやっていた枠ですが、今は2,3ヶ月毎にやる人が変わってるようです。アルトサックスにカウントベイシーオーケストラにも一時在籍していたブラッドリアリを含むトリオ。この人、かなり吹きまくりで楽しかった。人間も結構面白くてなんかコメディアンみたいだった。

   

   ところで、今ニューヨークは3月末から法律で全面禁煙。それ以前はバーやラウンジみたいなドリンクだけのところは喫煙可だったのにほんとに屋外以外は全部禁煙。ショウマンズはいつも煙がモウモウで、タバコを吸わない僕にとってはかなり厳しいところだったのに、現在は超クリーンで服にもにおいがつかないのがうれしいです。他のギグでもバーなどでやることが多いので僕にとっては本当にありがたい。でもタバコ吸う人にはちょっとかわいそうかも。酒飲みながら吸いたい人だっているのにね。そのせいで今度は外で吸う人達が増加して、店の入り口付近でホタル族の溜まり場になってしまっています。最近のニューヨークの変わった光景です。

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2003年06月08日 : Puerto Rican Day Parade

   今日はニューヨークでもクレイジーなイヴェントの一つ、プエルトリカンデイパレードを見てきました。実は今回初めての体験でしたが、いったいNYのどこにいたのかと思うくらいラティーノだらけでした。もちろん、プエルトリカン以外のラティーノもいたとは思いますがNYの移民としては一番多いだけあってその数は半端じゃない。ちなみにニューヨーク生まれのプエルトリコ人はニューヨリカンと呼びます。ティトプエンテ、エディパルミエリなど、有名なサルサのミュージシャンにニューヨリカンは多いです。

  

   期待してた通り、トラックの荷台のステージでいろんなサルサバンドが演奏しながらパレードしてたり、ラテンのラジオ局、各企業(スポンサー?)で働いてると思われるラティーノ達がいろんなパフォーマンスでパレードしてました。中には有名なサルサシンガーやラテンヒップホップアーチストなども参加してました。

   観衆のほとんどはプエルトリコの国旗やその色を使った服などを着てましたが、肌寒かったにもかかわらず女性の肌の露出具合にはちょっとうれしくて、いや目のやり場に困ってしまいました。

   その後、ハドソン川の桟橋の一角で野外フリーコンサートがあったので行って来ました。お目当てはヘッドハンターズ。70年代にハービーハンコックがリーダーでやっていたファンクバンドです。時間通りに入って見ると、前座のアマチュア(?)バンドが3つくらいあるらしく、まあでもいいや思いながら全部聴いたあと、やっぱり現れたのは例の人たち、ベーシストのポールジャクソン。彼は今日本にいますがこのイヴェントのためだけに来たのでしょうか。それからドラムはマイククラーク、パーカッションにビルサマーズ、サックスはベニーモウピンか、と思いきや意表をつかれてアルトサックスのドナルドハリソン。そして御大登場かと思ったらなんと知らない白人がキーボードのところに座りました。あれ、まだサウンドチェックかな、と思ったんですが、すでに演奏に入ってしまいました。どうやら肩透かしをくらったようで、ハービー抜きのヘッドハンターズでした。ちょっと残念でしたが、往年のヒット曲のオンパレードで十分楽しめました。最近ハービー抜きの独立したバンドとしてCDを出したそうです。

  これからの季節、ニューヨークは野外のイベントが目白押しです。しかも、そのほとんどがタダ。一流のロック、ポップス、ジャズ、ブルース、ラテン、クラシック、オペラ、ダンスなどのあらゆるパフォーマンスをタダで見られるなんて、毎年同じ事書いてますが、ほんとこの時期は芸術文化に対するアメリカの懐の深さを感じます。普段なかなか聴きに行けないようなアーチストを生で聴けるというのもありがたいですね。頑張ってチェックしよっと。


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