2003年05月28日 : 疲れたけど・・・

こないだShowmansでのギグの時、以前一緒にやっていたKing of Harlem Soulと呼ばれている(らしい)、オルガン&ヴォーカルのPreacherに久しぶりに会ってまた最近彼とやるようになりました。今日はShowmansの二人いるオーナーのうちの一人の誕生日パーティーでPreacherのバンドでの仕事でした。ちょっと早めに店に着くともう店はお客さんでいっぱいでした。

  PreacherはジャズもやるけどどっちかというとR&B,Soul, Blues系で歌もオーティスレディングとかのクラシックソウルからなぜかベットミドラーの曲などもレパートリーで、これがすごい。今日は特に他のハーレムのミュージシャンとやったりしたとき、ちょっと我々東洋人には入り込めないような彼らのスピリチュアルな部分を垣間見てちょっと「これは場違いなところにいるな。」とさえ思いました。でも彼のエンターテイナーぶりには本当に関心させられました。

 

演奏し始めてしばらくするとゆかりのあるミュージシャンが続々とやってきたんですが、ステージの近くのバーカウンターに見たことある人がいてもしや、と思ったらPreacherが “Hey, George !!” と呼びました。あのジョージベンソンがいました。彼は時々Showmansに遊びに来るらしく、以前にも会ったことがあってそのときはビールおごってもらったんですが、今日は高そうなシャンパンをご馳走になってしまいました。結局飛び入りはしなかったけど、演奏聴いてもらって誉めてもらった上に同じ場所にいて会話しただけでもうれしかった。実は私、ジョージベンソン大好きで特にBreezin’ なんかはドラムがこれまた大好きなハーヴィーメイスンなこともあって聴きまくってました。デビューした頃はオルガンご用達のギタリストでしたからね。実際の本人はCDのジャケットで見られるようなクールなイメージは全くなくて「ア〜、アナタハドコカラキマシタカ〜?」とか日本語で話し掛けてきて陽気なおじさんって感じでした。

演奏は5回セットくらいやって最後はもうヘトヘトだったけどメチャクチャ楽しかった!



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2003年05月22日 : 久しぶりのタップダンスジャム

  5月も終わろうとしているのに肌寒い日が続きます。ここ2,3日は曇りと雨の毎日。体壊さないように気をつけないと。

  今日はニューヨークへ戻ってから初めてのShowmansのギグでした。恒例の木曜日タップダンスジャムの日で、そのタップダンスジャムのプロデューサー、リロイマイヤーズも80歳を超えているのにまだまだ元気いっぱいでした。彼は伝説のタップダンサーで若いときに腰を悪くしてからはタップを踏めなくなってしまったけど今もなお若いダンサー達の尊敬を集めています。そしてジャムを仕切っているのは60歳を過ぎてなお現役バリバリのデヴィッドギルモア。彼もワンアンドオンリーなダンサーで多くの人に慕われています。

  そこに来るダンサー達と一緒にやるのは本当に楽しいです。タップも要するにパーカッションですから、いろいろ勉強になります。デヴィッドは元々ドラマーなのでまるでドラムソロのように、しかもすごく歌っているんです。ジャズのスタンダードを知ってるから曲の構成も知ってるし、バックバンド対ダンサーというより一ミュージシャンとして一緒に演奏している、といった感じです。あともう一人、天才少女ダンサーがいるんです。彼女はまだ16歳くらいなんだけどめちゃくちゃうまい。今日も来てたけど前よりさらにパワーアップしててこりゃ末恐ろしいな、と思いました。いつもご両親同伴で来るところを見るとご両親は相当娘を応援してるようです。

  久しぶりのタップジャムでしたがバンドも楽しく演奏できて楽しかったです。



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2003年05月16日 : Here's That Rainy Day

このところニューヨークの天気はスカッとしない。ほとんど毎日雨でひどいときは雷も伴って土砂降り。楽しみにしていた野外フリー(タダ)コンサートがことごとく中止で、気分も晴れない。例年ならさわやかな初夏の日差しのなか、ただ外を歩いてるだけで気持ちよかったのに。

しかも僕はニューヨークに来る1年前に事故って(オカマほられた)鞭打ちになった後遺症なのか、天気の悪い日などは体がだるくて調子悪いときがある。そんな日の今日はお馴染みピアニストのノア君のレコーディングがあった。4月にツアーで日本に変える直前、ホーンセクションを交えたレコーディングがあったけど、今回はトリオのみ。場所は前回と同じでブルックリンにある、ウェストパークスタジオ。このスタジオは普通の民家の地下室にあってちょっと狭いんだけどモニターの音、レコーディングした音がなかなかよくてお値段も手ごろ。

前回の時は風邪ひいてて最悪のコンディションだったけど今日はかなりいけてると確信した私は、最初の曲から飛ばしていったが最後のほうではやっぱり疲れ気味になり、集中力がなくなりかけていた。何を隠そう、このレコーディングはメンバー自腹切ってやっているのでそう長くもやってられない。プレイバックを聴きながら自分の演奏に半ばあきらめつつ、次の曲に淡々と進んでいく。本当はすごく集中すればあそこはもっとかっこよく出来たはずだ、とか、なんだかんだいって自分のことしか考えていない自分っていったい・・・。

こうやって書いてると、今まで何度かレコーディングしてきて録音直後のプレイバックを聴いているときの心理がいつも同じなのに気がついた。それは、他のメンバーのミスを探す、つまり、あらさがしすることによって自分のミスを許す、みたいなことを考えてる。ああ、なんか、つくづく自分はイヤな人間です。いやまてよ、世の中に必ず同じようなこと考えたことがある人がいるはず。

録音直後は本当に自分の演奏が好きになれない。本当は聴かないほうがいいのかもしれない。聴いてしまうと次ああしよう、こうしょうと欲がでてナチュラルな演奏ができない。

ところで、ノア君は録音したやつをいろんなレコードレーベルに持っていき、売り込むとか言ってたけど、できればしてほしくない。あんな自分の演奏、世に出てほしくないなあ。まあ仮に出たとしてもジャズのマーケットなんかたかが知れてるからいいんだけど。なにはともあれ、いつも僕を使ってくれて、レコーディングする機会を与えてくれるノア君に感謝。



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2003年05月11日 : Back to NY

  楽しかった一ヶ月強の日本滞在は長いようであっという間に過ぎていきました。実は帰りの飛行機の中でこの文を書いていますが、すでにちょっと郷愁の思いが・・・。

 

 今回のメインイベントであったテナーサックス奏者小濱安浩氏とトランペット奏者ジェイトーマス氏をシアトルから迎えて行われた日本ツアーはどこの会場も盛況で非常に楽しく演奏できました。特に久しぶりに聴いたジェイの演奏はとても素晴らしい、の一言。近々日本でも正式にメジャーデビューすることになり、これから日本でもっと彼の演奏が聴けることになるでしょう。

それからどこの会場も関係者、スタッフの細かい気配りで我々も安心して演奏に集中できたように思います。私にとって今回のようなツアーは初めての体験だったのですが、車での長時間の移動もさほどきつくなく、メンバーとも楽しく過ごせました。

  ツアー後は地元名古屋でのライブ活動の日々でした。これまたどこのライブハウスもたくさんの人が見えて、長い間会っていなかった友人、大学時代の先輩などにも会うことができました。東京でもライブをやりましたがそこではニューヨークで知り合った人達にも再会できて本当にうれしかったです。それからインターネット上で知り合った方達ともお話ができたことも楽しみにしていたことの一つ。新たな人とのつながりもできてとても有意義に過ごせました。

  しかしなんといっても無理にお願いしてライブをブッキングしていただいたミュージシャンの皆さん、快くブッキングを承諾していただいた各ライブハウスのマスターには本当に感謝の言葉もございません!

  特に今回は自分がリーダーでラテンジャズセッションを企画し、ラテンの好きなメンバーを集めてライブを行ったことはいろんな収穫がありました。ご存知の方もいるかと思いますが私、かなりアフロキューバンにハマッていて最近ジャズのCDはほとんど聴いてないくらい。リハーサルを何度も行い、僕のわがままに付き合ってくれたメンバーには本当に感謝しています。ライブ最終日はライブハウス“スイング”でのラテンジャズセッション。自分には反省すべき点がいっぱいありましたがたくさんの人に来場していただき、またとても楽しかったとお声をかけていただいた人も見えてやってよかったと思いました。

次回帰国の際もまたやりたいですね。

  他にもたくさん書きたいことがあるのですがとりあへず今日はここまで。


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