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2002年08月15日 : 横山静子さん
本当につらい日だった。ニューヨークに来て初めて、ごく身近な人が亡くなって、今日はその人の通夜だった。 横山静子さんというニューヨークで20年くらい活動されていたすばらしいピアニストである。そしてこちらで僕が大変お世話になっているドラマー、田井中福司さんの奥さんでもあった。彼らはマンハッタンの日本レストランで毎週日曜日にトリオで演奏されていていて僕はよく遊びにいっていた。そこでは必ず飛び入りをさせてもらい、演奏後はいろいろな話をした。僕は彼女のことを尊敬していて大好きな人だった。なんか、こう、一本筋の通ってる人だった。 先週お見舞いに行ったばかりなのにあっという間だった。肺にガンを患っていてそのときは苦しそうだったが会話も出来たし、食欲もあるって言ってたのに・・・。 静子さんは今年始めに初リーダーアルバムをリリースされたばかりで3月には日本でツアーもされいてた。名古屋でも初めての演奏を行った。まさかこのアルバムが遺作になるなんて。 静子さんはNYではいろんなミュージシャンのサポートをしていたが僕が日本にいたときに偶然彼女のことを知ったのが、テレビでデュークエリントンオーケストラのコンサート中継を見たときだった。そのときは「ああ、日本人女性がやってるんだ、へえ〜。」ぐらいにしか思ってなかったがよく考えたらすごいことだ。だってエリントンの息子のマーサが指揮しているときでデュークが指揮していたころのプレイヤーがまだ残っていたころだし、なんてったってあのエリントンのが座っていたところですよ。こんな僕でも光栄なことに何回か一緒に仕事をさせてもらった。 通夜では田井中さんは気丈にふるまっていたが昔の友達などが見えて抱きあった時にはやっぱり泣いて見えた。彼らは友達のような夫婦でいつも二人一緒で本当に仲がよかった。田井中さんの悲しみは計り知れない。 心より御冥福をお祈りいたします。 |
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