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2002年03月31日 : ロックとラテンとジャズと・・・。
日本はもう桜が散り始めているというのにNYはまだ肌寒い。今日は昼間に以前使っていた練習スタジオで知り合ったアメリカ人に頼まれてあるリハーサルに行った。でも行ったら僕と彼しかいなくて、どうやらまだメンバーが固定していないらしい。彼はいろいろ作曲していてCDを作りたいようだ。でもそれはジャズではなくてロックというかカントリーポップスというか。ひとつ言えることは彼はちょっと変わったやつだということだ。 その後、学校のアフロキューバンオーケストラのライブがNewyorican Poets Cafeという店であった。春休み明けでみんなの集中力があまりなくてアンサンブルのまとまりがイマイチだったがリズムセクションやソロイストはなかなかハイエナジーでよかったと思う。僕はドラムではなくてティンバレスを担当していてまだまだうまくできないが本当に楽しい。なんといってもダンス音楽ですから。 帰りに久しぶりにクレオパトラズニードルのジャムセッションに顔を出した。日曜日はNYでバリバリ活躍中のピアニスト、百々徹君がホストを務めている。最近のNYのジャムセッションではホストがちゃんと仕事をしないところが多く一曲がやたら長くなったりホーンプレイヤーが勝手に出てきて延々ソロをやったりしてあまり行く気になれないけど徹くんはちゃんとその仕事をしている。その証拠にいつもたくさんのいいミュージシャンが来ている。もちろん日本人もよく来ている。僕は疲れていたけど久しぶりに会った友達もいて楽しかった。 帰りに徹くんとサックスのロー長谷川くんとベースのミホちゃんと近くのレストランで朝の4時くらいまでお茶をしていた。彼らはそれを“ミーティング”と呼んでいたが。 また明日から学校だ。がんばろっと。
------------------------------------------------------- 2002年03月27日 : 春休み 今週は学校が春休みなのでゆっくり自分のやりたいことやたまっている課題をこなすつもりだったが水曜日現在、それが思っていたほどできてない。次の朝に授業がないと思うとつい夜更かしをしてしまう。 月曜日は恒例のShowmansのギグの後、観光で来ていた友人達も交えてハーレムのSt. Nicks Pubというところへ遊びに行った。ここは月曜日はジャムセッションで結構いいミュージシャンが来る。僕は2回目だったが、以前来た時もサックスのジェイムスカーターが来ていた。この日はなぜかバリトンサックスを吹いていた。僕も叩いたがサックスやラッパが入れ替わり立ち代わり10人くらい、それも各人吹きたいだけ吹いて結局一曲を1時間近く叩きっぱなしだった。久しぶりに耐久ジャムセッションのノリだった。でも不思議とそんなに疲れなかった。それにしてもこの店は月曜日の深夜2時を回ってるというのにお客さんでいっぱいだ。 昨日火曜日はというと久しぶりにアッパーウェストにあるSmokeのオルガンバンドを聴きにいった。オルガンは以前ピアノでミルトジャクソンなどのグループにもいたMike Le Donneで最近オルガンに目覚めたらしい。ドラムはJoe Farnsworth、ギターはPeter Bernstein、サックスはレギュラーではEric Alexanderだったがこの日はなんと最近NYに戻ってきたアルトのJesse Davisだった。実は初めて生で聴いたんだけどすごいいい音してた。内容は超ビバップだけど久しぶりにこれぞアルト!っていう音を聴いたような気がする。でもちょっとソロが長くて退屈な時もあった。全体的にはMikeがまだオルガン駆け出しということもあって多少聴きづらい部分もあったかな。しかしこの店も平日の深夜だというのにお客さんでいっぱいだ。 そんなこんなで当然就寝時間が明け方になり、起きるのがお昼の2時3時という具合で学校もいつもよりは早く閉まるので結局あまり練習できていない。 今日水曜日はまたShowmansでつるりんさんとテナーサックスは今売出し中の若手のWayne Escoffey(だったかな)だった。彼がまたうまくて一緒にやってて楽しかった。リズムがいいので普通の曲やってもラクにスイングできるから変に疲れない。ちなみに彼は顔がドラムの江藤良人氏にそっくり。今日は先日までの反省の意味で一杯だけ飲んでおとなしく家に帰った。 ギグではジャズばっかりだが、今僕の頭のなかはアフロキューバンとDrum’n’Bassばかり。練習時間もほとんどそれらに費やしている。Drum’n’Bassの教則本まで買ってしまった。そんなものがあるアメリカという国もすごいと思いません?。どちらもまだまだなのでうまくできない自分がもどかしいけど時間かけてこつこつやれば出来るようになると信じているので地道にやるしかありませんな。
------------------------------------------------------- 2002年03月14日 : Dancing Men 昨日が非常に充実してたおかげとこのところの睡眠不足がたたって今日はしっかり風邪をひいてしまった。しかも今日は11時から授業があり、理論のクラスのテストがあったのでかなりきつかった。 と調子悪いにもかかわらず友達の誕生日パーティーに出席した。こちらでバリバリ活躍中のベーシストのりちゃんの誕生日で、参加者は日本人、アメリカ人、イスラエル人とインターナショナル。ヴィレッジにあるイスラエル系のレストランでの食事はかなりイケてた。また時間とお金があったら食べにいこっと。その後、のりちゃんの友達がやってるというラテンバンドを聴きに行った。店は普通のバーでバンドはコンガ一つとおもちゃみたいなキーボードにベース、フルートで時々クラベスやギロが入ってるだけだったけどめちゃよかった。思わずのりちゃんと踊ってしまった。調子悪いのにもかかわらず。おかげで翌日風邪がもっとひどくなった。 普段は学校にいるか、ギグしてるかだけなのでたまには友達と夜遊びするのも新鮮で楽しかった。
------------------------------------------------------- 2002年03月13日 : ダブルヘッダー 今日はCleopatra’s NeedleでピアノのNoah君のトリオのギグだった。最近週に一回くらいリハーサルしていたので以前よりもトリオのまとまりがよかった。この店はピアノトリオでやるにはちょっときつい、というか音響的にちょっとつらいところがあるんだけど、今日は自分も完璧ではないけどうまくサウンドコントロールができたのか、お互いの音がよく聴けてサウンドさせやすかった。 そんな感じで気持ちよくやってたところに、なんとヴェテランドラマー、Bill Goodwin氏がベーシストとシンガーと現れて飛び入りしてもらった。彼はアルトサックスのPhil Woodsのレギュラードラマーで他にもトムハレルなどとも共演している素晴らしいドラマーです。正直言うと僕の好きなドラマーです。ところが最初会った時に彼だと気がつかなくて名前聞いてびっくりして、好きなドラマーなのに気がつかなくてちょっと恥ずかしい思いをした。でも彼に自分の演奏を聴いてもらって「Sounds good!」と言われたときはお世辞でもうれしかった。 休憩の途中で店にギタリストのNickから電話があり急遽1時からのアフターアワーズのジャムセッションのホストドラマーを頼まれて思わぬダブルヘッダー。朝の4時まで同じ店にいることになった。でも久しぶりのジャムセッションなのでどんな人が来るかとても楽しみにしてたら、学校の友達やまるで自分のうちのようにいつもいるピアノのEric Lewisなどが来て楽しかった。でもやっぱり疲れたなあ。
------------------------------------------------------- 2002年03月09日 : Spring has come? あっという間に3月になり、NYにも春の香りが感じられるようになりました。思えばこの冬は全くNYらしい冬ではなかったですね。雪は積もらなかったし、本当に寒い日なんて数えるほどしかなかったです。これは地球の温暖化のせいですな。この先大丈夫ですかね、地球は。 ところで、学校の授業では、先生がいわゆる「ジャズよもやま話」を時々話してくれます。先生といっても皆さん現役のミュージシャンがほとんどだからそういう話題はたくさんあるでしょう。ピアニストのジュニアマンスは「マイルスの作曲だと思われてる曲のほとんどは他人の作曲」と言う話をしてくれて、「え〜、あの曲もそうなの?」っていうのもあって驚きました。 この春学期ではマスタークラスといっていろんなミュージシャンが学校に来て、いわゆるクリニックみたいなことをやるんですが、こないだはトランペットでアートブレイキー&ジャズメッセンジャーズにも在籍していたロシア出身のバレリーポノマレフのクラスがあり、ブレイキーの話をたくさんしてくれました。“ナイアガラロール”と言われるほど豪快なドラムロールで有名だったブレイキーはその昔、クラシックの作曲家、イゴールストラビンスキーにそのロールのためだけにコンサートだかレコーディングに呼ばれたことがあったそうです。ストラビンスキー曰く、「あのロールが必要なんだ。私の周りにはあんなロールをできるやつはいない。」と言ったそうです。興味深い話ですよね。 前回の日記(いや、これはもはや日記ではありませんね。)で書くのを忘れてたんですが、もう一つ取っている授業がヴォーカルジャズアンサンブルというやつでいわゆる合唱ですが、まあサウンドとしてはマンハッタントランスファーやNYヴォイセスなんかを想像していただけるとわかりやすいでしょう。(といってもそんなにいいもんではありませんが。) やる曲はビバップやミュージシャンの、いわゆるジャズオリジナルに後から歌詞をつけたりしたやつで舌がこんがらがりそうなのばかり。実際こんがらがってるんですけど。私以外はもちろんアメリカ人ばかりだから英語の発音とかちゃんとしないといけない。だからかなり練習してます。たいへんだけど、みんなでうまくハモるとすごい気持ちいいんですね、これが。人の声ってこんなにきれいなのかとちょっと感動。それに、ジャズだから歌詞がうまくリズムに乗るとこれまた気持ちいい。学期の最後にコンサートをやるんですが、一番難しいのはカウントベイシーの“アベニューC”という曲にジョンヘンドリックス、デイブランパート、アーニ―ロスが歌った歌詞をつけてビッグバンドのように歌うやつ。これが難しいんだけど、うまくできたら楽しいだろうな。がんばろっと。 そう、それからこないだあったギグでの出来事。月に一回ピアノのNoah君とやってるレストランでのギグなんだけど店にいったらあるはずのピアノがない。おかしいなと思ってオーナーに聞くと「あっ、あれ売っちゃった。」え〜!?って感じで、後から来たNoahくんに聞くとそんな話は聞いてない、ということでもう一度オーナーに聞いてみると、全く気にしてない様子。私別に関係ないわ(ちなみにオーナーは女性)、みたいな感じで軽くあしらわれた。しょうがないからNoahは家にキーボードを取りに行き1時間半遅れで演奏開始。 結局いつものようにギャラと食事は出たけどなんかすっきりしない。Noahくんはもう二度とあそこではやらないでしょう。う〜ん、これぞニューヨークって感じですね。よくあるみたいですね、仕事の現場に行ったらドタキャンっていうのが。こういうのにも耐えていかないと。 |
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