2002年11月19日 : Ache !

  性懲りもなく止めた学校のアフロキューバンジャズオーケストラに

参加しているわけですが、今日は学校でのスペシャルコンサート。毎回

素晴らしいゲストを迎えていますが、今回はなんとアフロキューバンジ

ャズの歴史を創ってきた張本人、コンガプレイヤーのCandido、そして

アフロキューバンジャズのみならずカウントベイシーにも作品を提供し

ていた名アレンジャ−、Chico O’farrillの息子でピアニストの

Arturo O’farrillがゲスト。

 

  特にCandidoは81歳とは思えないほどのパワーと安定感で巨人の

オーラを感じました。演奏した曲はもちろん、彼の18番、Manteca。

3つのコンガを使ってピアニストのようにメロディーを奏でる演奏は彼

の専売特許でいつ聴いても素晴らしいの一言。

  

  学生の演奏がくちゃくちゃになったり、テンポが揺れても淀みなく

グルーヴする彼の演奏が僕にいろんなことを気付かせてくれました。そ

れに、Arturoのソロで僕がボンゴを叩いていたとき、彼は僕が叩きすぎ

だ、と怒っていたそうで、これまた勉強になりました。コンサート終了

後一緒に写真撮ってもらったとき、どうりで愛想が悪かったわけです。

  

  とにかく、この種の音楽は非常に奥が深い。歴史を知ることと、伝

統を重んじること。つまり、クラ−べと共に呼吸し、歩き、生活してい

くということ、ですかね。先生のボビーサナブリアに言わせれば、テレ

ビで見た、ジェニファー・ロペスもクラ−べにノって散歩していたそう

です。僕もクラ−べにノッて歩こうっと。



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2002年11月10日 : 静子さん追悼会

  ピアニストの横山静子さんが亡くなられてはや3ヶ月が経とうとし

ています。今日は

彼女の追悼ライブ&ジャムセッションが日本食レストラン「節句」で行

われました。ここで彼女は夫であり、またミュージシャンとして最高の

パートナーであったドラマーの田井中福司さんと10年以上も前から毎

週日曜日の夜演奏をしていました。

  

  ホストはもちろん田井中さんで、それはもうあふれんばかりのミュ

ージシャン、知人でお店が一杯でした。静子さんがエリントンバンド在

籍時のメンバーや節句でやっていた歴代のベーシスト、ギタリストのロ

ン・アフィフ、ランディ・ジョンストン、ドラマーのジミーラブレス、

グラディテイトなど、NY在住日本人も、井上陽介さん、井上智さん、奥

平真吾さん、大野俊三さんなどそうそうたる顔ぶれで静子さんの人徳が

うかがわれました。

  

  ジャムセッションのほうはもちろん、静子さんの遺影の前で大盛り

上がり大会。普段の日曜日は静か目に演奏しているのにこの日は熱い演

奏が繰り広げられ、演奏している田井中さんの、静子さんへ捧げる思い

がにじみ出てるような熱い表情が印象的でした。

  

  最後の田井中さんのあいさつではもらい泣きする人もいて、僕もち

ょっと目頭が・・・。とてもいい追悼会でした。改めて横山静子さんの

御冥福をお祈りします。合掌。



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2002年11月03日 : Blue Note

なんの因果があってか、ついにわたくしもニューヨークジャズクラブの殿堂、Blue Noteデビューしてしまいました。といっても夜の部ではなく日曜日の午後にやるSunday Brunchタイムです。

今、Blue Noteではこの時間帯に”East Meets West”という企画でアジア人(といってもほとんど日本人)アーチストをフィーチュアしています。これまでは大野俊三さん、マンディみちるさん、井上智さんなどNY在住のミュージシャンが出演されてきましたが、僕は最近御無沙汰だったJ-Jazz Sistersで出演しました。

“East Meets West”なのでこっちの人と一緒にやる、という主旨に基づき、我々の師匠、Grady Tate氏をゲストにお迎えしました。説明は不要かもしれませんがご存知でない方のために申し上げると、彼はドラマーとして有名ですがシンガーとしいても超一流で数々のアーチストのアルバムにゲスト参加したり、自分のアルバムもいくつか出されている、アメリカ人ですらなかなか共演する機会のもてない、素晴らしいお方なのです。

普段は友達のように接しているのにいざリハ―サルをしてみるとさすがマスターだけあって音楽には厳しかったです。ゲスト参加でしかも少ないギャラであるにもかかわらず彼の音楽に対して妥協を許さないその姿勢に畏敬の念に打たれました。

しかも彼はドラマーであるため僕に対する注文が圧倒的に多く、彼の要求どおりにやらなければいけないので大変でした。ちなみにやった曲は彼のオリジナルを含む、しっかりアレンジされたものが多く、たとえ普通のスタンダードでも自分はここはこうしたい、というイメージがはっきりあって、彼がどうしたいかということは理解しやすかったです。

さて、本番当日ですが、実際ブルーノートでやることに関してはそれほど緊張もしませんでしたが、今回一回限りというギグでやり直しがきかないということと、Tate氏と同じステージにあがるということでちょっと神経質になってしまいました。お客さんもそこそこ入ったし、友達もたくさん応援に駆けつけてくれて余計に緊張したよ、本当にもう!というのは冗談で、ご来場いただいた皆さんありがとうございました!

やはり、Grady Tate氏は共演するにはビッグ過ぎました。でも今回は非情にいい経験になり、Tate氏からも本当にいろんなことを学びました。また課題ができました。僕も将来はTate氏のようなミュージシャンになれたらなあ、と思わずにはいられない、そんな体験でした。また明日からがむばろっと。


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